
当たり前だが、金と市場が支配する現代社会は大なり小なりのアントルプルヌールたちの取捨選択によって流動している。大げさにではなく、政治や戦争などの世界中で見られる動向ですら彼らの意向や成功欲に応じている。古今東西、そんな企業家たちにとって、カリフォルニアは常に魅力に溢れる土地だ。古くはゴールドラッシュの時代からグレートウエスト、素晴らしき西海岸として一攫千金を夢見る多くの人々を誘(いざな)っており、そのイメージは今でもしっかりと息づいている。
ドナ・ヴォン・ホースリンもここカリフォルニアで自分の夢を追いかけ、企業し奮闘しているひとりだ。彼女はベティーベルトという、ここカリフォルニアで注目を集めるアクセサリーブランドを展開している。NPO団体などへのファンドレイジングにも広く貢献しているドナは、彼女のブランドにおいても地球や社会へサステイナブルな取り組みをみせている。多くの中小企業にとって売り上げをチャリティーなどに献上することは経営を危険に晒すが、それでもドナは彼女が描いたプランに沿ってベティーベルトを育んでいるようだ。
シンプルかつ美しいアクセサリーやジュエリーが魅力のベティーベルトではレディースものはもちろん、数はそれほどではないがメンズも取り揃えている。ドナと、デザイナーたちのアイディアは常に膨らみ続けており毎年新しいアクセサリーなどが作られている。また多くの素晴らしいカリフォルニアンレディースがベティーベルトチームにおり、彼女たちがモデルをこなす当ブランドは成長を続けるばかりだ。
さて今回のインタビューには、そのドナに登場してもらった。
R: さて、ドナの出身地は?
D: カリフォルニアのベイエリアよ。
R: カリフォルニアで生まれ育っているけど、しばらくドイツにもいってたよね。なんでドイツだったの?
D: ヨーロッパにはずっと住んでみたかったの。当時付き合っていた人が、あるバンドのドラマーだったんだけど、ドイツに彼のバンドとともに行ったからかな。
R: なにが君をカリフォルニアに連れ戻したの?
D: サーフィン、かな。海の近くに住みたかったし、やっぱり毎日サーフィンしたいものね。
R: 「ビッグハウス」についてきかせてくれる?
D: プレジャーポイントの側にある、ロードハウスのこと。カサ・デル・マーとも呼ばれているの。友達も住んでいたし、私自身もすこし住まわせてもらったわ。楽しい思い出がいっぱい詰まっていて、ドイツからカリフォルニアに帰ってくるときに、サンタクルーズに住もうと思った理由のひとつね。
R: プレジャーポイントのいったい何がドナにとって魅力的だったの?
D: コミュニティーね。多くの友達がプレジャーポイントにはいつもいて、波チェックしたり、サーフィンしたり。。。
R: じゃあプレジャーポイント周辺にあるお勧めのお店は?
D: パラダイスサーフショップ、コーヒートピア、ピンクゴジラ寿司。あと、41stストリート沿いのスリフトストアーはまだあるのかしら。
R: 今はドナはヴェンチュラに住んでいるけど、サンタクルーズを離れてここに移ったのはなぜ?
D: 素晴らしい写真家であり、ボーイフレンドのディビッド・プゥに誘われたから、かな。
R: ベティーベルトはいつ誕生したの?社会運動などへのサポートも盛り込んだブランドだけど、このアイディアはいつから?
D: 2003年にベティーベルトを興したんだけど、ただ利益を追うだけのブランドに私は価値を見出せなかった。だから、チャリティーなどのアイディアはベティーベルト設立当初からずっとあるの。

R: それは具体的にはどのような仕組みや取り組みになっているの?
D: 例えば、サーフエイド・ウェーブネックレスの売り上げの10%は、サーフエイドインターナショナルに寄付される。あと全ての商品の売り上げのうち1%はEBPP (East Bali Poverty Project)やサーフライダーファンデーションに寄付されてているの。ローカル、インターナショナルを問わず多くのベティーベルト製品をさまざまなNPO団体のファンドレイザーに譲ったり、それによって私たちが取り組んでいる社会問題を多くの人々に喚起している。ベティーベルトが協力したり、サポートしているアクティビストの数は年々増えているわ。あと、いくつかのベルトの売り上げはこのあたりのサーフライダーファンデーションに100%に寄付しているの。
このインタビューが掲載されるころには、私たちはバリに行ってEBPPとミーティングをしている頃でしょうね。いま彼らとベチバー(インド原産イネ科の植物)やバンブーを使ったアクセサリーをプランニング中なの。現地において、この両植物を利用した雨水などの貯水方法は、新しく、しかもサステイナブルなシステムとして履行されはじめているの。この植物らを編みこんだアクセサリーを製品化することで、現地の人たちに仕事や収入を与えることができると思う。EBPPと協力して、少しでも多くの人たちに貧困から抜け出す術を提示したいのよ。EBPPは「1% for the Planet」に多く貢献している団体でもあるわ。
R: デザイナーやさきほど触れられた企画などは、一体どのようにして発見・発案しているの?
D: 口コミかしら。そこからさらに多くのローカルアーティストたちに出会ったりする。駆け出しのアーティストたちが多いかもしれない。今、ベティーベルトには5人のローカルアーティストたちがデザインを提供してくれているし、ディビッド・プゥも写真を多く提供してくれてるの。彼らと協力して、より多く新しいデザインをベティーベルトから製品化したいわ。
R: サーフィンを始めたのはいつから?そしていつごろから君の中でそんなにも大きな位置を占めるようになったの?
D: 31歳のときに始めて、それ以来ずっと。海のなかにいる時間は、私にはとてもスピリチャルなものなの。人生に意味を与えてくれる、インスパイヤリングだし、健康的で、なによりも最高に楽しいものだから。
R: じゃあカリフォルニアってドナにとってどういうものに写る?
D: 海、太陽、多くの新鮮な野菜や果物、幅広い文化が共存していて、世界中から友達が集まってくる、想像力を与えてくれる場所。
R: カリフォルニア内でお勧めのスポットは?
D: サンフランシスコ、あとはビッグサー。
R: 現在ドナが住んでいるヴェンチュラってどんなところ?
D: クリエイティブな人たちがいっぱいいる、最高に刺激的な場所よ。ここのコミュニティーに加わることができて光栄だし、多くのコーズやチャンスに恵まれているわ。
R: ヴェンチュラで一番の季節は?
D: やっぱり冬!サーフィン最高!!
R: ヴェンチュラでお勧めのディナースポットは?
D: テキーラテパティラン、パラダイスパントレー、キャンドルナイトキッチン、アロハステーキハウス。
R: じゃあ最後にベティーベルトに今年度期待できるものって?
D: そうね、まずこの夏にリリースされるベティー・コーズコレクション。マリーオズボーンやジーネットオーティス、シエラとヘイリーのパトリッジ姉妹がデザインをしているわ。全てのデザインの売り上げ10%分が所定の社会運動団体に寄付される。プロジェクトカイセイやバリドッグレスキュー、ウーマンスポーツファンデーション、国境なき医師団などが寄付先よ。デザインもコンセプトも素晴らしいし、これらのコレクションは長い間支持されるべきものだと思う。あと、ロブ・ハッブシーと共同でメンズ、レディースともに新しいデザインを考案中。彼の有名な「サンシャインアイコン」を象ったものをね。ほかにもサーフボードビルダーたちと協力して、レジンを使ったアクセサリーを作っているわ。あと、デニス・ライダーがシェイプするベティーベルトブランドのロングボードも出来上がってくるわ。ベティーベルトがデザインするこの美しいロングボードは、まさにサーフィンできる芸術品になるはずよ。7フィート台のミニロングボードからオーダー可能になっていて、コストも$690からと、かなりお得よね。サンディエゴでASRと一緒に行われたセークレッドクラフトでもお披露目したものよ。ほかにもいくつか、エキサイティングな企画が進行しているの。みんな、ベティーベルトにはしっかり注目しておいてね!
R: ありがとう、ドナ。本当、ベティーベルトからは今後も目が離せないね!!
ベティーベルトのアクセサリーはrecalmag.comのオンラインストアーにも並んでいます。ヴェンチュラの中心部にある彼女たちのリテールストアも、そのあたりに旅行に来たときはぜひチェックしてみよう。ディビッド・プゥの素晴らしい写真が多く飾られた店内には、これまた素晴らしいベティーベルトのアクセサリーが多くランナップしている。彼らのサイトもぜひ訪れてみてほしい。
Betty Belt retail store in Ventura: 12 North Fir St, Ventura, CA93001 (805)648-6997
www.bettybelts.com
www.davidpuu.com
http://shop.recalmag.com/Betty-Belt
Words: Lou Niles
Great Photos: David Puu medicocre photos: Lou Niles












